G. W. F. Hegel の辨證法
相關關係 (das Verhältnis)。形式 (Form)。能動的なもの (das Aktive)。法則 (Gesetz)
物 (das Ding)。物性 (Dingheit)。質料 (Materien)。それ自身で存在するもの。受動的なもの (das Passive)
現象 (die Erscheinung)。他者の中に根據をもつもの
現有 (Existenz。ex=sistere。存在)。現有するもの (das Existirende)←根據 (Grund)。充足理由律$ \exist B(B\supset A) 本質 (das Wesen。直接性から、他者に對するどうでもよい關係から自分との單純な統一に歸った有)。定立された有 (Gesetztsein)。同一性 (Identität)$ A=A,$ A\land\neg A\Vdash\bot(無矛盾律) 反照する (scheinen)。關係 (Beziehungen)。反省規定 (Reflexionsbestimmungen)。區別 (Unterschied)。差別性 (Verschiedenheit)$ A\ne B。肯定的なもの (das Positive。積極的なもの) と否定的なもの (das Negative。消極的なもの) との對立 (Entgegensetzung。Gegensatz)$ A\lor\neg A(排中律) 度量 (Mass)←數的無限 (das mathematische Unendliche)。比 (Verhältnis。關係)。眞無限 (das wahrhafte Unendliche)
連續性 (Kontinuität)。連續的 (kontinuirlich)。連續量 (kontinuirliche Grösse)。內自有 (Insichsein)。內包量 (intensive Grösse)
非連續性 (Diskretion。斷絕性または分離)。斷絕的 (diskret。分離的)。分離量 (diskrete Grösse)。外延量 (extensive Grösse)
定量 (Quantum)。大きさ (Grösse)←量 (Quantität)。牽引的 (attrahirend)。牽引 (Attraktion)
一者 (Eins)
反撥するもの (repellirend)。反撥 (Repulsion)。多くの一者 (多者。viele Eins) の定立
生成した (gewordenes) 規定された (bestimmtes) 有。卽自 (an sich)。規定 (Bestinmung) 他物への關係 (Beziehung auf Anderes) を持つ有。自分の非有 (Nichtsein) への關係を持つ有。性狀 (Beschaffenheit)
消滅 (Vergehen)←有 (Sein。單純な內容のない直接性)
生起 (Entstehen)←純粹無 (reines Nichts)
正 (These)
普遍 (Allgemeinheit)
反 (Antithese)
特殊 (Besonderheit)
合 (Synthese)
個別 (Einzrlheit)
dilemma には trilemma が隱れてゐる
三つを同時に完全に達成する事は不可能
一つを諦めた二つは可能
一つを諦める事は暴。なので三つを同時に完全に達成する事は不可避
三角形の各點を A, B, C とし、A の對邊を a、B の對邊を b、C の對邊を c とする
三角形の各點や各邊に槪念を置く。三角形は完全には成立せず、詰まり三つの槪念は三つ同時には成り立たず、二つまでは成り立つ、その樣な三角形を話題にする
辨證は各點、或いは各邊で起きてゐるのであって
辨證の原因は點の對邊、或いは邊の對角であり
つまり點に對して他の二つの點、邊に對して他の二つの邊が
點から隣の點へ、邊から隣の邊へ移行する運動は、破棄・維持・獲得の三つ (三位一體) が起り 云々
系列辨證法
唯物辨證法
量から質への轉化、ないしその逆の轉化
對立物の相互浸透 (統一)
內在的辨證法 (內在主義)
對象を自己運動として把握すること
生成の辨證法 (歷史主義)
過程・否定性に眞理をみること
理性の否定作用
鬪爭矛盾
總體性の辨證法 (總體主義)
有機的體系・肯定性に眞理をみること
理性の肯定作用
調和矛盾
否定辨證法 (negative Dialektik)
否定弁証法 | テオドール・W. アドルノ, Adorno,Theodor W., 元, 木田, 祐邦, 渡辺, 朗, 須田, 恂, 徳永, 憲一, 三島, 昭, 宮武 |本 | 通販 | Amazon pragma 辨證法
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以下では、ヘーゲル『大論理学』(Wissenschaft der Logik、英語では Science of Logic)における「定有(Dasein)からその後の質や量、度、そして本質へと展開する弁証法的構造」を、日本語で図式的に整理します。まず最初に要点をまとめ、その後に詳細な図式構築を示します。
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要約
ヘーゲルの『大論理学』は、論理(Logic)を「存在(Sein)」「本質(Wesen)」「概念(Begriff)」の三部構成とし、さらにそれぞれを細かな弁証法的カテゴリーに分割しています。なかでも「存在」の部(Book One: The Doctrine of Being)は、まず「純粹存在(Being)」「無(Nothing)」「生成(Becoming)」という最も抽象的なカテゴリーを扱い、そこから「定有(Dasein:Determinate Being/here-being)」へと移行します。定有は「質(Quality)」を経て「量(Quantity)」「度(Measure)」へと発展し、最終的に「本質(Essence)」の部へつながっていきます。本回答では、特に「定有」から「質」「量」「度」、さらには「本質」へと至るまでの弁証法的ステップを、日本語の見出しと箇条書きおよび矢印による図式で整理し、各段階を簡潔に解説します。以下の内容では、各文末に出典を必ず示しています。
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1. 『大論理学』における全体構造の概観
まず、『大論理学』全体の大枠を確認します。ヘーゲルは論理を次の三つの大部に分けています。
• Objective Logic(客観的論理)
• Book One: The Doctrine of Being(存在の論)
• Book Two: The Doctrine of Essence(本質の論)
• Subjective Logic(主観的論理)
• Book Three: The Doctrine of the Concept(概念の論)
(→ この区分自体は『Science of Logic』のウィキペディアに詳述されている) 。
ここでは、特に「存在の論」から「本質の論」へ至る流れを辿ります。
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2. 存在の論における初期三段階と定有への移行
2.1 純粹存在(Being)・無(Nothing)・生成(Becoming)
1. 純粹存在 (Being)
• 最も抽象的・即自的なカテゴリーであり、何らの規定性も含まない「ただあること」を示す。
• 「純粹存在」は「無 (Nothing)」と対立しているが、ヘーゲルによればこの両者は統一的な「生成 (Becoming)」を契機として統一される。  。
2. 無 (Nothing)
• 「存在」に対する否定、だが「無」そのものもまた何ものかを規定してはいないため、「存在」との間に弁証法的緊張を生じる。  。
3. 生成 (Becoming)
• 「存在」と「無」が相互に包含・剋服し合う過程。
• この「生成」を経ることによって「定有(Dasein)」が立ち現れるため、ヘーゲルはここで「限界づけられた存在(determinate being)=定有」に移行する。  。
2.2 定有 (Dasein: Determinate Being)
• 定有 (Dasein/here-being)
• 「定有」は「純粹存在」や「無」から区別された「有限的・具体的な存在」を指し、単なる即自的存在を超えて「何か(Something)/他者(Other)」の規定を内包する。  。
• 定有は自己と他者との差異を含むために「質(Quality)」のカテゴリーへと発展し、そこでさらに具体的な弁証法的展開を始める。  。
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3. 定有からの弁証法的展開図
以下、定有 (Dasein) → 質 (Quality) → 量 (Quantity) → 度 (Measure) → 本質 (Essence) へと至る流れを、矢印を用いて段階的に示します。
定有 (Dasein = 限定された存在)
↓
質 (Quality = 性質・規定性)
↓
量 (Quantity = 量的側面)
↓
度 (Measure = 質と量の統一)
↓
本質 (Essence = 見かけの背後にある根本的構造)
以下、この図式内の各段階について補足します。
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3.1 定有 (Dasein) 【第1段階】
• 定義・内容
• 定有とは、「何かがそこにある(there-being)」というかたちで区別をもった存在を意味する。ヘーゲルは定有を「限界づけられた、自己自身を内的に他者化した存在」と解釈する。  。
• 定有には「何か(Something)/他者(Other)」の区別が本質的に含まれるため、質的(Dialektic of Quality)な分析の出発点となる。  。
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3.2 質 (Quality) 【第2段階】
1. 総論:質とは何か
• 「質 (Quality)」とは、定有が「限定性(Determination)」をもつこと、すなわち「何であるか」を決定づける属性を示す。
• ヘーゲルは「質」をさらに以下のように細分する。  。
• 無限定的な定有 (X, ただの“something”) → 対立性 (Difference) と同一性 (Sameness) → 固定された質 (Determinate Quality) → 質の限界 (Limit of Quality) → 否定的な質 (Negation of Quality) など。
2. 弁証法的運動
• 定有が自己を限定して、他者との区別を確立する。これにより「A と B が異なる」という「差異 (Difference)」の捉え方が生じる。
• しかし「差異」は「同一性 (Sameness)」を前提しており、この両者の統一・緊張が質の諸相を形づくる。
• 最終的には「質」の限界が破られ、量的側面へと移行する(後述)。  。
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3.3 量 (Quantity) 【第3段階】
1. 総論:量とは何か
• 「量 (Quantity)」とは、質が連続・無限的に増減する側面を示す。例えば「重さ」「大きさ」「濃度」など、質に対して等質的に加算・減算可能な要素が量である。  。
2. 弁証法的運動
• 質が限界を迎えたとき、規定性の固定された「定有」はその質的区別を打ち破り、量的変化(徐々に増大/減少)をもって再定立される。
• 量の範囲では「同一のまま変化する」という変化のあり方が特徴となる。やがて「量の限度 (Quantitative Limit)」が問題となり、「質の跳躍 (Quantitative Qualitative Leap)」に至る。
• これにより「度 (Measure)」への移行が必要となる。  。
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3.4 度 (Measure) 【第4段階】
1. 総論:度とは何か
• 「度 (Measure)」とは、「質」と「量」が交差・統一されるカテゴリーであり、ある定有がたとえば「このだけの量をもった質」を指すように、質と量が一体となった規定を示す。  。
2. 弁証法的運動
• 「量」による漸進的変化が自己の限度(閾値)を迎えることで、「質」側へと飛躍し、しかし同時にその質は再び量的拡張を含む。この往復運動こそが「度」の本質である。
• 度は「質的なものが量的範囲の中で自己を保持しつつも、その量的拡大/縮小によって質の転換点(閾値)が生じる」という自己運動を示す。
• やがて度の自己運動は「本質(Essence)」を志向するようになる。  。
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3.5 本質 (Essence) への移行
• 本質 (Essence)
• 「本質」とは、「現象として示されているもの(Appearance)の背後にある〈真のあり方〉」を示すカテゴリー。「見かけ(現象)」と「本質(実体)」の弁証法的関係を扱う。  。
• この段階で「定有→質→量→度」を経た自己運動が一巡し、「本質」の部においては「現象」「実体」「因果律」「作用」などの本質的諸相がさらに弁証法的に展開される。
• 本質のなかで最終的に「概念(Begriff)」の部へと脱出し、自己自身を完全に意識した「絶対的概念(Absolute Concept)」へと至る。しかし本回答では本質内部の細部展開を省略し、まずは「定有から本質へ至るまでの図式」を重視した。  。
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4. 図式の全体像
以上を踏まえて、「定有から本質に至るまでの弁証法的運動」を改めて一枚の図式として整理します。以下の図は、ヘーゲルが示す「弁証法的三段階(即自→対立→統一)」を織り交ぜつつ、各段階を矢印で結んだものです。
純粹存在 (Being) ──▶ 無 (Nothing) ──▶ 生成 (Becoming)
│
│ 〈Becoming を経て〉
▼
定有 (Dasein: 限定された存在) --(質の弁証法)--> 質 (Quality)
│ │
│ ───────────────────────────────┘
│ ──▶ 〈質の限界到来〉
▼ │
量 (Quantity) --(量的弁証法)--> 量の限度 (Quantitative Limit) --(質的飛躍)-->
│ │
│ ───────────────┘
▼
度 (Measure): 質+量の統一 --(度の自己運動)--> 本質 (Essence)
• 「純粹存在 → 無 → 生成」
• 最初の三段階は「最も抽象的な弁証法」  。
• 「生成 → 定有」
• 生成を経た結果、自己と他者を区別する「定有」が立ち現れる。  。
• 「定有 → 質」
• 定有はいわば「質的に決定された存在」であり、ここから質に関する諸相へと展開する。  。
• 「質 → 量」
• 質が限界に達すると、質を超えて量的変化のカテゴリーへと移行する。  。
• 「量 → 度」
• 量的限度において質が飛躍し、質と量が統一された度へと移る。  。
• 「度 → 本質」
• 度の自己運動(質⇆量)が限界を超えると、「本質」の部である「現象⇆実体」の議論が必要となる。  。
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5. まとめと今後への接続
• まとめ
本回答では、『大論理学』における「定有 (Dasein) から本質 (Essence) へ至る弁証法的展開」を、日本語で図式的に示しました。
1. 純粹存在 → 無 → 生成 → 定有
2. 定有 → 質 → 量 → 度 → 本質
と段階的に展開し、それぞれの移行が「自己と他者」「質⇆量」「現象⇆実体」といった弁証法的緊張を包含しています。
• 今後への接続
• 「本質の部」では、さらに「見かけ (Appearance) と実体 (Substance)」「因果・作用 (Causality and Effect)」「実在性 (Actuality)」などが展開され、最終的に「概念 (Notion)」の部へと至ります。
• さらに「概念の部 (Begriff)」では、「主観的概念 (Subjective Notion)」「客観的概念 (Objective Notion)」「絶対的概念 (Absolute Notion)」へと深化し、最終的に「絶対的精神 (Absolute Spirit)」の理性的構造と呼応する総合へと至ります。
以上が、ヘーゲル『大論理学』における「定有から質・量・度を経て本質へと発展する」主要な弁証法的流れの日本語による図式的整理です。各段階における「カテゴリー名」「その意味」「弁証法的運動の要点」をあわせて示しましたので、理解の手がかりとしてご活用ください。